今回は、スバル車のおすすめポイントに絞って解説していきます。スバル車の購入を考えているがどの車種が良いのか分からない方向けの記事になります。是非、ご参考にご一読下さい。
SUBARU車をオススメする理由とは⁉
それはズバリ「独自性と安全性」の一言に尽きるだろう。スバル車の様々な特徴は下記に記載しているのでぜひご一読して頂けると嬉しい。SUBARUは他社には無い設計思想のクルマ作りから生まれる魅力な独自性を備えながら、世界最高峰の安全性能を合せ持っている。近年、各メーカーが4輪駆動車や安全装備(自動ブレーキシステム)をこぞって開発しているが、SUBARUは20年以上前から世界に先駆けて開発をしてきたパイオニア的存在だ。より安全な車を創る、でもクルマ本来の楽しさは忘れてはならない。これがSUBARUの根幹にあるクルマ作りの思想だ。キャッチフレーズにもなっている「安心と楽しさ」はスバル車に乗るすべての人が実際に感じることが出来るほどだ。「車は人生を乗せている」という言葉を聞いたときは本当に衝撃が走った。同乗する全ての人生を任せる事が出来るクルマ、それがSUBARUだ。
スバル車全車に共通するポイント(2023年)
- 水平対向エンジン:左右対称の低重心エンジンであり、通称ボクサーエンジンとも言う。(ボクサーのジャブのようなピストン運動が由来)。水平対向エンジン最大のメリットは何といっても圧倒的な低重心が生み出す運動性能だろう。車体で一番重たい部品が、低い位置にあり、寝ている状態というのは理想的なエンジンと言っても良い。又、万が一事故の際もドライブシャフトが折れることでエンジンが下に潜るような動きをすることでドライバーがエンジンとシートの間に挟まれるという事も無い。
- シンメトリカルAWD:左右対称エンジンのメリットを生かした独自の常時4輪駆動システムを搭載している。実は左右対称というのは意外と採用しているメーカーは少ない。縦方向に搭載したエンジンと直結する車軸の長さが左右等しい長さの駆動列で構成されている。対照的な車軸にトランスミッションを組み合わせることでより最適な重心位置と低重心を実現している。このシステムによりスバルの車は操舵性が非常に高く、悪路等でも安定した走行を可能にしていると言えるだろう。
- スバルグローバルプラットフォーム(SGP):スバルの次世代プラットフォーム(シャーシ)で従来型よりも剛性や衝撃吸収力が大幅にアップしている。特に衝撃エネルギー吸収力40%UPは驚異的だ。衝突実験ではそれぞれのクラスにおいて最高の衝突安全性能5つ星を獲得している。強靭なボディから生まれる高い剛性により高速走行でのカーブや急旋回時もロール感がほとんど無く、キビキビとした動きが特徴的だ。
- アイサイト:全車標準装備にしているSUBARU独自の運転支援システムで「衝突被害軽減ブレーキ」や「全車追従機能付クルーズコントロール」を可能にするものだ。人間の目を模したステレオカメラ2台が前方の対象物を3次元的に認識し、対象物の形状や速度等を計算している。危険だと判断した場合はドライバーに警報を鳴らしブレーキ制御することで事故を未然に防ぐものだ。スバルの発表ではすでに事故発生率は「0.06%」まで低下したという。クルーズコントロールも大変優秀で優しい加減速調整はプロのドライバーが運転しているような滑らかな動きをしてくれる。
- 0次安全:0次とは、事柄が起こる前を示す。事柄とは事故の事だがスバルではそもそも事故が起こりにくいクルマ作りを目指している。具体的には、「見やすく」「使いやすく」「疲れない」ドライビング空間の設計を心掛けている。実際に、スバル車に乗るとわかるが視界性能(見やすさ)はナンバー1だと思う。シートも人間工学に基づいた設計で長距離ドライブでも疲れない独自のアプローチが見て取れる。スポーティモデルには半バケット化しているシートさえある。エアコン操作パネル等も出来るだけ視線移動を減らす工夫が施されている為、よそ見の時間が大幅に減る。細かい所を上げればキリが無いが、スバルの理念がこの設計思想によく出ていると感じる部分だ。
オススメしたい車種が無い理由とは⁉
SUBARUの車種は良い意味で非常に少ない。必要最低限と言って良いだろう。ユーザーが求めるニーズに合わせて考えると、類似品が無い為に迷うことが無い。1車種それぞれにしっかりとしたキャラクター作りがあり、目的に沿った車種選択が可能になっている。SUBARUのクルマでおすすめを聞かれてもニーズに沿った回答をするとたった1車種に絞られるため、万人にオススメする事が出来ない。すべての車種がおすすめでハズレの無いクルマしか無い、これにより「オススメしたい車が無い」というわけだ。
求めるニーズさえ明確にしていればSUBARUで車種選択に迷うことはないだろう。
スバルの車種って何がある?(2023年)
車種一覧と概要
- レガシィアウトバック=高級SUV、重厚感のある乗り心地
- レヴォーグ=スポーツカー×ステーションワゴン、楽しいワゴン
- WRX S4=大人のスポーツセダン、280馬力の4輪駆動スポーツカー
- フォレスター=本格的なアウトドアSUV、世界最高峰の走破性
- クロストレック(旧XV)=都市型コンパクトSUV、万能型モデル
- インプレッサ=スバルのベースカー、スバル最小のクルマ
- BRZ=ピュアスポーツカー、FR車、TOYOTA共同開発
- ソルテラ=完全なEV車、SUV型の電気自動車
各車種の詳しい概要
レガシィ アウトバック
:過去に大人気を博したレガシィツーリングワゴンの後継機モデルをSUV化したラグジュアリークロスオーバーSUVでスバルのフラッグシップモデルだ。内外装ともに高級感を備え、その乗り心地は「どっしり」としており重厚感のあるドライビングが特徴的だ。大容量のラゲッジスペースとルーフレールが標準装備されており、本格的SUVとしても十分性能を発揮できるモデルと言えるだろう。アウトドア志向の方向けのグレード「X-BREAK」も用意されている。
レヴォーグ
:名前の由来は「レガシィ レヴォリューション ワゴン」。スポーツカーとステーションワゴンをミックスした新しいカテゴリーモデル「スポーツワゴン」だ。スポーツカーのようにキビキビと走る走行性能にワゴン車並みの積載量と使い勝手を備えた良い所取りのグランドツーリングワゴンとして開発された。実際、ビルシュタインダンパー装備のSグレード以上の高速走行性は抜群で急なカーブやS字カーブでは地面に吸い付くようなドライビング体験が可能だ。見た目もスタイリッシュでデザイン性に優れたステーションワゴンである。最新のVN型は電子ダンパーを備え減衰力を任意に変更が可能になった為、TPOに合せてゆったりした乗り心地からラリーカーのような乗り味を楽しめるのも嬉しい機能だ。電子ダンパーによる変化をスバル社ではクルマのキャラ変と言うらしい。
※二枚目写真:新型モデル「レイバック」
WRX S4
:WRCに参戦していたインプレッサから派生(独立)したモデル。セダン型本格的スポーツモデルのCVT車である。(6MT車のSTIモデルはVA型を最後に生産を停止している)2.4L直噴ターボエンジンは約300馬力近いパワーと280㌔までの速度メーターを備えており、現代のクルマ業界において希少なスポーツカーと言えるだろう。有名なドリフトキング土屋圭市さんも絶賛した、「これぞスポーツカー、これぞWRX」である。4輪駆動スポーツカーをお探しであれば、是非乗っていただきたい
フォレスター
:名前の由来は「森の人」であり、SUBARUを代表する本格的アウトドア用SUVモデルだ。広々とした室内空間と大容量のラゲッジスペースにより、車中泊にも適している。優れた走破性も魅力的で、SUBARU独自システムの「X-mode」を搭載している。電子制御による4輪駆動の最適化を図り、海辺のビーチから泥などのぬかるみや豪雪地帯など一般車では入って行けない場所まで難なく走破してしまう心強い相棒だ。全席シートヒーター付きやハンドルヒーターなど嬉しい装備も充実している。スポーツ性能にもこだわりある方向けに、最上級グレードであるSTIモデルも用意されている。20年以上前かと思うが「世界最速のSUV車」との異名も懐かしい。
クロストレック(旧XV)
:2023年よりアメリカ名であったクロストレックに名称変更された。正統なXVの後継機であり、その特徴やボディサイズを継承している。万能型の車種で混雑する街中でのお買い物や休日のちょっとしたアウトドアなど多様なシチュエーションで活躍できる。普段使いでは全く困る事の無い広さを誇るラゲッジルームを備え、SUVらしい地上高で見晴らしも良く取り回しもし易いため女性人気NO.1だ。外観も洗練されたおしゃれなデザインで万人受けするフェイスだろう。外装色が最も豊富に用意されており、POPな色合いからSUVらしい土っぽい色調も選択できる。オプションパーツも多く出ており自分だけのオリジナルクロストレックを創れるのも魅力の一つだろう。
インプレッサ
:SUBARUのベース車であるインプレッサは過去のスポーティな印象を残しつつ普段使い用に特化したちょうどよいボディサイズを持つもモデルだ。クロストレックとは兄弟車になり、内外装はほぼ同じ仕様になっている。SUBARUでは珍しいフロント駆動(FWD)モデルも用意されており、軽快なハンドリング性能が特徴だ。価格帯がもっとも安いインプレッサはSUBARUの入門的存在でもある。新型からセダンモデルが廃止されてしまったことは残念でしかたがない。
BRZ
:TOYOTA共同開発で生まれた2輪駆動(FR)のピュアスポーツモデルだ。エンジンとシャーシはスバルが担当し、駆動系と内外装はTOYOTAが開発を行ったイノベーションモデルである。本格的なスポーツカーとしての性能は充分に備えており、実際に競技レースなども盛んに行われている。BRZはアイサイトなどの安全装備が搭載されている2シータークーペで軽量なボディに2.4LのNAエンジンは現代自動車業界においてとても稀有な存在だ。中々試乗する機会は無いが、あのハンドリング性能と加速感を味わうと他車がとてもつまらない車だと感じてしまう事だろう。外観もスポーツカーらしい佇まいで所有欲を強く刺激してくる。休日のワインディングロードでは日常を忘れて、思い通りにクルマを走らせる悦びに浸れるのではないだろうか。
ソルテラ
:TOYOTA共同開発で生まれたSUV型EV車で、完全なる電気自動車だ。ハイパワーのモーター加速は他の追随を許さないほど圧倒的な加速性能を持つ。パワー供給の0%から100%までのラグが無い為、例えは悪いがおもちゃのミニ4四駆に乗っているような錯覚を生み出す。反則的と言っても良い程の加速性能を持つためアクセル操作には多少の慣れが必要だと感じる。内外装は近代的造りでスマート感を大切におしゃれな装飾で仕上がっている。近代的SUVではあるが、走破性能はさすがのSUBARIUと言えるほど完成されたドライビングコントロールを実現している。問題点としては、完全な電気自動車であるため、給電設備のある地域に住むか自宅に給電システムの構築が必要だ。給電設備は年々増えてきているがまだ遠方へのドライブには不安が残るのも事実である。あまり知られていないが、災害時などは家庭用電化製品を動かす臨時給電装置に変貌することも出来る。
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SUBARUの歴史
- 1950年代 – 設立と初期の活動:
- SUBARUの歴史は、1953年に富士重工業株式会社(当初は富士重工業株式会社として設立)が設立されたことから始まります。当初の目的は、日本国内向けの小型車やトラックの生産でした。
- 1954年には、初の乗用車「SUBARU 360」が登場し、日本国内で非常に人気を博しました。この車は軽自動車として知られ、燃費が良くコンパクトで扱いやすい特徴を持っていました。
- 1960年代 – 四輪駆動車の開発:
- 1966年、SUBARUは初の四輪駆動車「SUBARU 1000」(またはスバルFF-1)を発表し、四輪駆動技術への取り組みを開始しました。
- 1969年には、SUBARUの四輪駆動技術は「4WD」として商標登録され、これが後の四駆車のブランドとなりました。
- 1970年代 – ラリー競技と四輪駆動の普及:
- 1972年には、SUBARUは「SUBARU Leone」(またはスバルDL)を発表し、四輪駆動車の製造としての名声を確立しました。このモデルはラリーカーとしても成功を収めました。
- 1973年には、SUBARUはWRC(世界ラリー選手権)に初参戦し、その後もラリーカー競技で多くの成功を収めました。
- 1980年代 – 技術革新と国際展開:
- 1989年には、SUBARUは「SUBARU Legacy」を発表し、四輪駆動システムのSymmetrical All-Wheel Driveを搭載しました。この技術はその後のSUBARU車にも広く採用されました。
- 1989年には、SUBARUがアメリカ市場に進出し、アメリカでの販売が本格的に始まりました。
- 1990年代以降 – 成長と新技術:
- 1990年代には、SUBARUはさらに多くのモデルを発売し、国際的な成功を収めました。特にSUBARU Impreza WRXは高性能四駆車として知名度が高まりました。
- 2000年代以降、SUBARUは環境に配慮した技術、エコカー、電動車(EV)などへの注力を強化しました。
SUBARUはその歴史の中で四輪駆動技術、スポーツカー、安全性などの分野で注目され、世界中で多くのファンを持つ自動車メーカーとなりました。その豊かな歴史と伝統は、現在も続いており、新しいモデルの開発と技術の進化が続いています。
- 技術と特徴:
- SUBARUは「スバルシンメトリカルAWD」(Symmetrical All-Wheel Drive)として知られる四輪駆動システムを採用しており、安定したトラクションと制御性を提供しています。
- インプレッサWRX STIやBRZなどのスポーツカーモデルも製造し、パフォーマンス志向の車に力を入れています。
- セーフティ技術にも注力し、EyeSight Driver Assist Technologyなどの先進的な運転支援システムを提供しています。
- 環境への取り組み:
- SUBARUは環境に優しい技術を積極的に採用しており、電動車(EV)やハイブリッド車(PHEV)などのエコフレンドリーな車両も開発しています。
- インプレッサやクロステックe-BOXERなど、ハイブリッドモデルがラインナップに含まれています。
- グローバル展開:
- SUBARUは世界中で販売されており、特に北米市場で人気が高いです。アメリカ合衆国では「スバル・オブ・アメリカ」がSUBARU車を販売・サポートしています。
- スポーツ:
- SUBARUはラリーカー競技で成功を収め、特にWRC(世界ラリー選手権)で多くのタイトルを獲得しました。この成功は、SUBARUのスポーツカーに反映されています。
SUBARUは、四輪駆動技術、安全性、耐久性、そして幅広い車種ラインナップに焦点を当て、世界中の自動車愛好者に支持されています。また、環境に対する取り組みも重要な要素となっており、今後も持続可能なモビリティの推進に努力するでしょう。
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