2023年秋にF型にモデルチェンジするスバルの本格的SUVモデルのフォレスターについて詳細を紹介していきたい。特に気になるのは旧モデルからの変更点や実生活での燃費等だろうか。近年はSUVブームもあり中古車相場でもかなり盛り上がっている需要の高いアウトドアモデルだ。旧型も非常に人気が高く、下取の際は高く買い取ってくれる業者が多いようだ。フォレスターオーナーは一度相談してみてはいかがだろうか。
スバルのフォレスターSK型(Fタイプ)ってどんなクルマ?
フォレスターの諸元(SK型)
—–ボディサイズ(全長×全幅×全高)—–
4640×1815×1715~30mm
—–最低地上高—–
220mm
–ボディサイズ(室内長×室内幅×室内高)–
2130~40×1545×1275mm
—–乗員定数—–
5名
—–エンジン—–
・2.0L直噴×モーター
・1.8L直噴ターボ
—–燃料及びタンク容量—–
・レギュラー 48L
・レギュラー 63L
—–最高出力—–
107(145)6000RPM
130(177)52~5600
—–最大トルク—–
188(19.2)/4000
300[30.6]/16~3600
—–トランスミッション—–
リニアトロニック(マニュアルモード付)
—–タイヤサイズ—–
・225/60R17
・225/55R18
—–燃料消費率—–
JC08モード
WLTCモード
18.6km/L
14.0km/L
2030年度燃費基準60%達成
16.5km/L
13.6km/L
2020年度燃費基準達成
※左記:e-BOXERモデル、右記:ターボモデル
フォレスターの特徴と装備
「シンメトリカルAWDとX-mode」
フォレスターはシンメトリカルAWDをベースに独自のパワートレーン構造と走破性をさらに高める制御システム「X-mode」を標準搭載している。悪天候や悪路でも優れたトラクションと制御性を提供してくれる為、雪道や泥濘地、山岳地帯などでの運転において非常に安定した走破性を可能にしている。
「Utility:大容量カーゴルーム」
本格的SUVモデルとして開発されたフォレスターは荷台の大きさに他車種との大きな違いがあると言えるのではないだろうか。SK型の荷台は開口部からそのまま真っすぐ伸びたスクエアなカーゴルームに設計されており、最大容量は驚異の「509L」だ。フルフラットな荷台には固定用の機能的フックや撥水カーゴフロアボードなど様々な装備が用意されており、自然を楽しむ趣味の方には大変嬉しい気遣いがある。他メーカーと比較するとわかるが、開口部の大きさと容量については大変満足できる。
「安全装備:Eyesight(アイサイト)」
SUBARUの先進安全装備の「新世代アイサイト」は全グレード標準装備されている。従来型よりも視野と精度を大幅に向上させて作動領域の拡充をしたことにより交差点等の右折時の直進対向車や右左折時の歩行者認識が可能になった。SUV車でありながら衝突回避サポート能力が向上したことで、街中での運転も安心出来るのではないだろうか。ロングドライ用の追従走行アシストも質感が向上したことにより、更なる安心と快適な旅路を可能にしている。
第三者機関による衝突安全性能評価で最高評価、および最高得点を獲得し大賞を受賞
2018年度の自動車アセスメント(JNCAP)において、フォレスターが最高評価の5つ星を獲得し、「衝突安全性能評価ファイブスター賞」を受賞しました。さらに最高得点である96.5点を獲得し、「衝突安全性能評価大賞*」も受賞。“乗る人すべてに、最高の安心と愉しさを”という想いで磨かれた安全性能が、高く評価されました。
各グレードとE型からの変更点
フォレスターF型のグレード(E型からの変更点)
・Touring 「2.0L-e-BOXER」:フォレスターのベースグレード
★変更点★ 内外装の質感向上(各パーツの塗装色調変更)
・X-BREAK 「2.0L-e-BOXER」:フォレスターのアウトドア仕様モデル
★変更点★ パワーリアゲート標準化、前席パワーシート標準化、外装部品色調変更
・Advance 「2.0L-e-BOXER」:フォレスターの上級仕様モデル
★変更点★ パワーリアゲート標準化、外装部品色調変更、アルミスポーツペダル廃止
・SPORT 「1.8L-DIT直噴ターボ」:フォレスターの上級スポーティ仕様モデル
★変更点★ 外装部品色調変更、アルミスポーツペダル廃止
・XT-EDITION 「1.8L-DIT直噴ターボ」:アウトドア×スポーティのミックスモデル
★変更点★ 外装部品色調変更、カイザーブルー廃止
・STI Sport 「1.8L-DIT直噴ターボ」:STIチューニングの最上級仕様モデル
★変更点★ アルミスポーツペダル廃止
人気グレードはこの2つだ!!
< 特に人気のグレード2選 >
【Advanceモデル】
標準装備:18インチアルミホイール、パワーリアゲート、パワーシート、シートメモリー機能、アイサイトセイフティプラス(運転支援)、ドライバーモニタリングシステム、フルオートエアコン
メーカーOP:ルーフレール、大型サンルーフ、アイサイトセイフティプラス(視界拡張)、本革シート(ブラックorブラウン)
Advanceの特徴:欲しいと思える装備が標準装備化されてお得な価格になっている。大型アルミホイール、本革シート、内外装のシルバー加飾など見た目も豪華に仕上がっている。
【STI Sportモデル】
標準装備:18インチアルミホイール、LEDフロントフォグランプ(角型3灯式)、フルオートエアコン、パワーシート、シートメモリー機能、STIチューニングダンパー、本革巻きステアリングホイール、ブラックラスト本革巻セレクトレバー、ボルドー調インパネ、LEDカーゴルームランプ、ブラック塗装加飾付バンパーガード、専用オーナメント
メーカーOP:パワーリアゲート、アイサイトセイフティプラス(視界拡張)
STI Sportの特徴:SUBARUのモータースポーツ部門STIがチューニングした最上級スポーティモデル。SUVでありながらしなやかで振動が少なく安定感のある乗り心地を実現した。オンロードでは地面に張り付くようなスポーツ走行が可能でどこまでも走りたくなるような、ワクワクするクルマだ。内外装も特別感のある高級仕様でオーナーの所有欲を十分に満たしてくれるモデルだ。
フォレスターの価格帯
各グレード本体価格一覧(※税抜き価格)
- Touring:¥2.790.000~
- X-BREAK:¥3.000.000~
- Advance:3.090.000~
- Sport:¥3.150.000~
- XT-EDITION:¥3.150.000~
- STI Sport:3.400.000~
まとめ
フォレスターはSUVモデルという事で多種多様な装備が用意されている。本格的アウトドアに使い方や都市部でおしゃれに乗りたい方などニーズに応えた装備品が特徴的だ。もちろんSUV車の性能としても非常にすぐれたパフォーマンスを発揮してくれる。具体的な例で言えば「雪道にハマったバスを引っ張った」「オンロードタイヤで砂浜を走った」「世界最速SUVの称号」等々話題は尽きない。
SUVの人気の背景には、その汎用性と視界の良さがあると感じる。いつでもどこでも行けるフォレスターであればプライベートな用事で困る事はまずないだろう。運転席に座ると視界性能の良さにも驚かされる。車体の大きさに戸惑ってしまう方はぜひディーラーで試乗してみると良いだろう。前後左右の見やすさや見切りの良さがとても際立っている。人気が高いのも納得だ、、。
引用元:SUBARU公式HPより
スバルの歴史と足跡
- 1950年代 – 設立と初期の活動:
- SUBARUの歴史は、1953年に富士重工業株式会社(当初は富士重工業株式会社として設立)が設立されたことから始まります。当初の目的は、日本国内向けの小型車やトラックの生産でした。
- 1954年には、初の乗用車「SUBARU 360」が登場し、日本国内で非常に人気を博しました。この車は軽自動車として知られ、燃費が良くコンパクトで扱いやすい特徴を持っていました。
- 1960年代 – 四輪駆動車の開発:
- 1966年、SUBARUは初の四輪駆動車「SUBARU 1000」(またはスバルFF-1)を発表し、四輪駆動技術への取り組みを開始しました。
- 1969年には、SUBARUの四輪駆動技術は「AWD」として商標登録され、これが後の四駆車のブランドとなりました。
- 1970年代 – ラリー競技と四輪駆動の普及:
- 1972年には、SUBARUは「SUBARU Leone」(またはスバルDL)を発表し、四輪駆動車の製造としての名声を確立しました。このモデルはラリーカーとしても成功を収めました。
- 1973年には、SUBARUはWRC(世界ラリー選手権)に初参戦し、その後もラリーカー競技で多くの成功を収めました。
- 1980年代 – 技術革新と国際展開:
- 1989年には、SUBARUは「SUBARU Legacy」を発表し、四輪駆動システムのSymmetrical All-Wheel Driveを搭載しました。この技術はその後のSUBARU車にも広く採用されました。
- 1989年には、SUBARUがアメリカ市場に進出し、アメリカでの販売が本格的に始まりました。
- 1990年代以降 – 成長と新技術:
- 1990年代には、SUBARUはさらに多くのモデルを発売し、国際的な成功を収めました。特にSUBARU Impreza WRXは高性能四駆車として知名度が高まりました。
- 2000年代以降、SUBARUは環境に配慮した技術、エコカー、電動車(EV)などへの注力を強化しました。
SUBARUはその歴史の中で四輪駆動技術、スポーツカー、安全性などの分野で注目され、世界中で多くのファンを持つ自動車メーカーとなりました。その豊かな歴史と伝統は、現在も続いており、新しいモデルの開発と技術の進化が続いています。
番外編:定期点検の必要性
- 安全性の確保:
- 車両の安全性は最優先事項です。定期的な点検は、ブレーキ、サスペンション、ステアリング、タイヤ、ライト、ワイパーなどの安全関連の機器や部品の状態を確認し、問題があれば修理または交換する機会を提供します。
- 故障の予防:
- 定期的な点検とメンテナンスは、小さな問題が大きな故障に発展するのを防ぎます。エンジンオイルの交換、フィルターの交換、冷却液の交換などのルーチンメンテナンスは、エンジンや駆動系の正常な動作を維持するのに役立ちます。
- 燃費の最適化:
- 正確な点検と調整は、燃費を最適化するのに役立ちます。エンジンや燃料供給システムの効率的な動作は、燃料消費を最小限に抑え、環境への影響を軽減します。
- 走行性能の維持:
- SUBARU車は四輪駆動が特徴的ですが、その性能を維持するためには駆動系の点検とメンテナンスが必要です。デファレンシャルやトランスミッションの油交換など、四駆システムの正確な動作を保つことが重要です。
- 車の寿命延長:
- 定期的な点検とメンテナンスは、車の寿命を延ばすのに役立ちます。車両が適切に保守されると、長く安全に走行できる可能性が高まります。
- 保証の維持:
- SUBARU車を保証期間内に定期的に点検とメンテナンスを受けることは、保証を維持するために通常必要な条件の一つです。定期的な点検を怠ると、保証の対象外となる可能性があります。
総括すると、SUBARU車の定期的な点検とメンテナンスは、安全性、信頼性、性能、経済性、寿命を向上させるために非常に重要です。車両の所有者は、メーカーの推奨される点検スケジュールに従い、信頼性のある自動車修理専門家に車両の点検と保守を依頼することをお勧めします。
車検(しゃけん、車両検査)は、自動車が道路を安全に走行できる状態であるかどうかを定期的にチェックし、合格した車両に運転許可証を発行するための制度です。車検は多くの国や地域で法的に義務付けられており、一般的に以下の目的で実施されます:
- 道路安全性の確保:
- 車検は、車両が安全に道路を走行できる状態であることを確認するために行われます。ブレーキ、サスペンション、照明、タイヤ、ステアリングなど、車両の安全性に関わる部品や機器が適切に機能しているかどうかが審査されます。
- 環境への配慮:
- 一部の車検制度では、排気ガスの規制に関するテストも行われ、環境への影響を最小限に抑えることを目的とします。エンジンの排気ガス成分や量が基準に合致しているかどうかが確認されます。
- 車両の状態の維持:
- 車検は車両の状態を定期的にチェックし、故障や劣化した部品の交換を必要に応じて行います。これにより、車両の寿命を延ばし、安定した性能を維持します。
- 保険要件の遵守:
- 自動車保険契約を維持するために、車検合格証明書が必要な場合があります。車検を受けることで、保険契約を有効に保つことができます。
車検の頻度や詳細な要件は国や地域によって異なります。一般的に、新しい車は数年に一度の頻度で車検を受ける必要があり、車齢が古くなるほど頻度が高くなることがあります。車検は通常、特定の認定機関や車検工場で行われ、合格すれば車両に新たな車検証が交付され、それをもって車両は法的に道路を走行できる状態となります。車検の合格基準と手続きについては、各国や地域の法律や規制に従う必要があります。
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