この記事では、レヴォーグについて深堀りをしていきます。レヴォーグの特徴やおすすめポイントをお伝えしていきますのでご参考にして頂ければと思います。
2020年度JNCAP 安全性能評価:ファイブスター大賞
LEVORG VN型の諸元
- 全長×全幅×全高:4755×1795×1500
- 乗車定員:5名
- ホイールベース:2670㎜
- エンジン:CB18型 1.8L水平対向4気筒DOHC直噴ターボ”DIT”
- 燃料種類:無鉛レギュラーガソリン
- 燃料タンク容量:63L
- 最高出力:130kW(177PS)/5200-5600rpm
- 最大トルク:300Nm(30.6)/1600-3600rpm
- T/M:リニアトロニック(チェーン式CVT)、マニュアルモード付8速
- 駆動方式:AWD(常時四輪駆動4WD)
- タイヤサイズ:215/50R17、225/45R18
- 燃料消費率:JC08モード=16.5~16.6、WLTCモード=13.6~13.7
- ステアリング歯車形式:ラック&ピニオン式、ギア比13.5:1
- サスペンション(前/後):ストラット式独立懸架/ダブルウィッシュボーン式独立懸架
レヴォーグのグレード(LINE UP)一覧
- GT/GT-EX (レヴォーグのベースグレード)
- GT-H/GT-H-EX (メーカーオプションが多いグレード)
- STI Sport/STI Sport R (最上級グレード)
レヴォーグのデザインコンセプト「BOLDER DESIGN」
テーマは「BOLDER」それはSUBARUのデザインフィロソフィー「Dynamic x Solid」の進化。クルマが持つ個性を大胆に際立たせる事をイメージし、レヴォーグでは「意のままにコントロールする愉しさ」と「先進性」が表現されている。
ダイナミックな躍動感をイメージさせる前傾デザインのシルエットはヘキサゴングリルから始まり、後方へと流れる塊感のあるボディラインを形成している。ボディの内側から外側に向けて大胆に張り出したフェンダーラインは力強さを強調している。アクティブでスポーティさをイメージさせる外観は従来のステーションワゴンを逸脱した存在感だ。
実物を見ると写真ではわからないボディラインが見て取れる。正面から見た時と、斜め45度の角度からみたフェイスは違う印象を受ける。先代のデザインが良かった等の声も聞くが、特徴はしっかりと継承されており正統な後継機であることは疑いの余地が無い。筆者のイメージではあるが先代よりも「力強い躍動感」と「引き締まったフェイスライン」を纏う精強な騎士のようだ。
レヴォーグの走行性能とエンジン特性
SUBARUの走りへの情熱を結集し大幅な進化を遂げた新世代BOXERエンジン「1.8L直噴ターボ」と「2.4L直噴ターボ」が用意されている。尚、2.4Lターボはレヴォーグの最上級グレード「STI Sport R」のみの設定だ。SUBARU独自の4輪駆動システムが生み出す安定した直進性能と旋回能力はグランドツーリングワゴンとしての役割を充分に果たす。ロングドライブには打ってつけの相棒だ。エンジン出力も普段使いでは充分な加速感がありストレスを感じる事も無いだろう。先代レヴォーグ1.6Lモデルの弱点であった、発進時のトルク不足も解消されたようで街中でもキビキビと走ってくれる。
レヴォーグの主要な装備一覧と概要
11.6インチセンターディスプレイ&インフォメーションシステム(MOP):大型ナビとデジタルコックピット
コネクティッド サービス(MOP):SUBARU STARLINKによる自動通報システム
新世代アイサイト:大幅に進化を遂げた最新の安全装備
アイサイトX(MOP):高速道路専用システム、クルーズコントロールの進化系
アイサイトセイフティプラス(MOP):視界拡張によるデジタル装備(安全装備)
RAB(後方自動ブレーキ):後方レーダーよるブレーキ制御(安全装備)
ステアリング連動ヘッドランプ:ステアリング操作に合せて進行方向を照射。
※MOP=メーカーオプション品で後付けは不可
レヴォーグをオススメしたいユーザー層
スポーツ性能とワゴン性能をミックスさせた新しいカテゴリー「スポーツワゴン」であるレヴォーグは、ターゲット層が明確に選定されているように思う。ざっと紹介すると以下のようなユーザーにはこのレヴォーグがぴったりなクルマだ!
- スポーツカーみたいにキビキビ走るツーリングワゴンが欲しい
- 荷物を沢山積載出来て家族と一緒に遠出の旅行やキャンプを楽しみたい
- 背の高くないワゴンタイプのクルマで見た目も重視したい
- 冬にも強い安定した4輪駆動車が欲しいけど見た目も重視したい
- 燃費より見た目と走行性能が第一で運転が楽しいクルマが良い
引用元:SUBARU公式HP
番外編:点検の必要性
SUBARU車の点検は、車の安全性、信頼性、性能を維持し、長寿命を確保するために非常に重要です。以下に、SUBARU車の点検の必要性について詳しく説明します:
- 安全性の確保:
- 車両の安全性は最優先事項です。定期的な点検は、ブレーキ、サスペンション、ステアリング、タイヤ、ライト、ワイパーなどの安全関連の機器や部品の状態を確認し、問題があれば修理または交換する機会を提供します。
- 故障の予防:
- 定期的な点検とメンテナンスは、小さな問題が大きな故障に発展するのを防ぎます。エンジンオイルの交換、フィルターの交換、冷却液の交換などのルーチンメンテナンスは、エンジンや駆動系の正常な動作を維持するのに役立ちます。
- 燃費の最適化:
- 正確な点検と調整は、燃費を最適化するのに役立ちます。エンジンや燃料供給システムの効率的な動作は、燃料消費を最小限に抑え、環境への影響を軽減します。
- 走行性能の維持:
- SUBARU車は四輪駆動が特徴的ですが、その性能を維持するためには駆動系の点検とメンテナンスが必要です。デファレンシャルやトランスミッションの油交換など、四駆システムの正確な動作を保つことが重要です。
- 車の寿命延長:
- 定期的な点検とメンテナンスは、車の寿命を延ばすのに役立ちます。車両が適切に保守されると、長く安全に走行できる可能性が高まります。
- 保証の維持:
- SUBARU車を保証期間内に定期的に点検とメンテナンスを受けることは、保証を維持するために通常必要な条件の一つです。定期的な点検を怠ると、保証の対象外となる可能性があります。
総括すると、SUBARU車の定期的な点検とメンテナンスは、安全性、信頼性、性能、経済性、寿命を向上させるために非常に重要です。車両の所有者は、メーカーの推奨される点検スケジュールに従い、信頼性のある自動車修理専門家に車両の点検と保守を依頼することをお勧めします。
番外編:SUBARUの歴史
- 1950年代 – 設立と初期の活動:
- SUBARUの歴史は、1953年に富士重工業株式会社(当初は富士重工業株式会社として設立)が設立されたことから始まります。当初の目的は、日本国内向けの小型車やトラックの生産でした。
- 1954年には、初の乗用車「SUBARU 360」が登場し、日本国内で非常に人気を博しました。この車は軽自動車として知られ、燃費が良くコンパクトで扱いやすい特徴を持っていました。
- 1960年代 – 四輪駆動車の開発:
- 1966年、SUBARUは初の四輪駆動車「SUBARU 1000」(またはスバルFF-1)を発表し、四輪駆動技術への取り組みを開始しました。
- 1969年には、SUBARUの四輪駆動技術は「4WD」として商標登録され、これが後の四駆車のブランドとなりました。
- 1970年代 – ラリー競技と四輪駆動の普及:
- 1972年には、SUBARUは「SUBARU Leone」(またはスバルDL)を発表し、四輪駆動車の製造としての名声を確立しました。このモデルはラリーカーとしても成功を収めました。
- 1973年には、SUBARUはWRC(世界ラリー選手権)に初参戦し、その後もラリーカー競技で多くの成功を収めました。
- 1980年代 – 技術革新と国際展開:
- 1989年には、SUBARUは「SUBARU Legacy」を発表し、四輪駆動システムのSymmetrical All-Wheel Driveを搭載しました。この技術はその後のSUBARU車にも広く採用されました。
- 1989年には、SUBARUがアメリカ市場に進出し、アメリカでの販売が本格的に始まりました。
- 1990年代以降 – 成長と新技術:
- 1990年代には、SUBARUはさらに多くのモデルを発売し、国際的な成功を収めました。特にSUBARU Impreza WRXは高性能四駆車として知名度が高まりました。
- 2000年代以降、SUBARUは環境に配慮した技術、エコカー、電動車(EV)などへの注力を強化しました。
SUBARUはその歴史の中で四輪駆動技術、スポーツカー、安全性などの分野で注目され、世界中で多くのファンを持つ自動車メーカーとなりました。その豊かな歴史と伝統は、現在も続いており、新しいモデルの開発と技術の進化が続いています。
- モデルラインアップ:
- SUBARUはセダン、SUV、クロスオーバーSUV、スポーツカー、アウトバックなど、幅広い車種を提供しています。
- 代表的なモデルには、SUBARU Impreza、SUBARU Legacy、SUBARU Forester、SUBARU Outback、SUBARU Crosstrek(またはXV)、SUBARU WRX、SUBARU BRZなどがあります。
- 技術と特徴:
- SUBARUは「スバルシンメトリカルAWD」(Symmetrical All-Wheel Drive)として知られる四輪駆動システムを採用しており、安定したトラクションと制御性を提供しています。
- インプレッサWRX STIやBRZなどのスポーツカーモデルも製造し、パフォーマンス志向の車に力を入れています。
- セーフティ技術にも注力し、EyeSight Driver Assist Technologyなどの先進的な運転支援システムを提供しています。
- 環境への取り組み:
- SUBARUは環境に優しい技術を積極的に採用しており、電動車(EV)やハイブリッド車(PHEV)などのエコフレンドリーな車両も開発しています。
- インプレッサやクロステックe-BOXERなど、ハイブリッドモデルがラインナップに含まれています。
- グローバル展開:
- SUBARUは世界中で販売されており、特に北米市場で人気が高いです。アメリカ合衆国では「スバル・オブ・アメリカ」がSUBARU車を販売・サポートしています。
- スポーツ:
- SUBARUはラリーカー競技で成功を収め、特にWRC(世界ラリー選手権)で多くのタイトルを獲得しました。この成功は、SUBARUのスポーツカーに反映されています。
SUBARUは、四輪駆動技術、安全性、耐久性、そして幅広い車種ラインナップに焦点を当て、世界中の自動車愛好者に支持されています。また、環境に対する取り組みも重要な要素となっており、今後も持続可能なモビリティの推進に努力するでしょう。
コメント